新潟・中3女子は自ら出ていった説…自宅療養の理由が失踪のカギ
新潟県十日町市で行方不明になっている樋口まりんさん(14歳)について、新たな情報が明らかになった。
父親の取材によると、彼女は2025年暮れ頃から自宅療養中だったという。
「元気な時の方が少ない」という父親の言葉が、胸に重く響く。
中学3年生、受験を控えた大切な時期に自宅療養。
この事実が、事件の見え方を大きく変えるかもしれない。
上着もなく、スマホも財布もなく、普段履いている靴も自宅に残されていたという。
別の靴を履いて出た可能性もあるが、詳細は分かっていない。
当初は「誘拐」や「連れ去り」を疑う声が多かったが、療養中だったという情報を知ると、別の可能性が浮かび上がってくる。
彼女は自らの意思で、家を出たのではないか。
もしそうだとしたら、何が彼女をそこまで追い詰めたのか。
本記事では、新たに判明した「自宅療養」という事実を軸に、彼女の心の動きと現在いる可能性のある場所について考察していきたい。
※1月29日朝の時点で、依然として発見の報告はなく、捜索は継続されている。
目次
樋口まりんさんは自宅療養中だった
父親へのインタビューで明らかになった「自宅療養」という事実は、この事件を考える上で極めて重要な手がかりとなる。
2025年暮れ頃から約1ヶ月以上にわたって療養が続いていたということは、単なる風邪やインフルエンザのような一時的な体調不良ではないことを示している。
中学3年生の1月といえば、多くの生徒が高校受験の追い込みに入る時期だ。
その大切な時期に学校に行けない状態が続いていたということは、彼女と家族にとって相当な負担だったに違いない。
このインタビューで父親が語った「元気な時の方が少ない」という言葉からは、日常的に体調不良が続いていた様子が伺える。
具体的な病名は公表されていないが、長期間の療養が必要な状態だったことは確かだろう。
考えられる病状としては、身体的な疾患の可能性ももちろんある。
慢性疲労症候群や自己免疫疾患など、若い世代でも長期療養を要する病気は存在する。
しかし、ネット上では精神的な障害などメンタル的な要因を指摘する声が多く見られる。
十日町市のような豪雪地帯では、冬季の日照時間が極端に短くなる。
この環境が「季節性感情障害」、いわゆる冬季うつを引き起こすケースは珍しくない。
特に思春期の子どもは、ホルモンバランスの変化やストレスへの耐性が不安定な時期にある。
受験のプレッシャー、将来への不安、友人関係の悩み。
これらが重なったとき、心身のバランスを崩してしまうことは想像に難くない。
ちなみに、不登校状態だったかどうかについて、公式な発表は出ていない。
しかし、約1ヶ月以上の療養期間を考えると学校に通えていなかった可能性は高いと思われる。
ネット上の一部では、過去の類似事件(例:旭川の凍死事件)と比較する声も見られるが、いじめの有無については確認された事実はない。
憶測で語ることは避けるべきだろう。
ただ、学校に行けない状態が続くことで、彼女が社会から孤立感を深めていた可能性は考えられる。
家族以外との接点が減り、自室で過ごす時間が増える。
そんな日々が続けば、心の中に閉塞感が溜まっていくのは自然なことかもしれない。
療養中の子どもを支える家族の苦労も、計り知れないものがある。
ご両親は、娘の体調を心配しながら、受験期という大切な時期をなんとか乗り越えようとしていたはずだ。
それがこんな形で引き裂かれるとは、想像を絶する辛さだろう。
樋口まりんさんの不自然な行動の心理的背景
失踪時の彼女の行動は、一見すると非常に不可解に映る。
氷点下の真冬の夜に、上着も持たずに外へ出る。
スマホも財布も置いたまま。
普段の靴も残されていた。
普通に考えれば、こんな行動を自発的に取る人はいない。
しかし、彼女が療養中だったという情報を踏まえると、この「不自然な行動」にも心理的な説明がつくかもしれない。
ここでは、彼女の心の動きについて、3つの視点から考察してみたい。
①病気によるメンタルの不安定さの影響
療養中の病気が、精神的な不安定さを引き起こしていた可能性は十分に考えられる。
父親の「元気な時の方が少ない」という発言からは、慢性的な体調不良が続いていたことが伺える。
もし彼女がうつ症状や不安障害を抱えていたとすれば、冬の閉塞感がそれを悪化させてしまうのかもしれない。
新潟の冬は長く、厳しい。
雪に閉ざされた環境で、外出もままならない日々。
健康な人でも気が滅入るような状況で、すでに心身のバランスを崩している少女がどれほど辛かったか。
X上では「発作的に家を出たのでは」という意見も見られる。
精神的に追い詰められた状態では、普段なら絶対にしないような衝動的な行動を取ってしまうこともある。
思春期の中学生ともなると、外部からの刺激に対して敏感に反応しやすい。
家族との些細なやり取りがきっかけで、突発的なパニックを起こすこともあり得る。
療養による孤立感が、彼女の心をさらに脆くしていたのかもしれない。
親として、子どもの心の変化にすべて気づくことは難しい。
ましてや療養中であれば、体調のことで精一杯で、心の奥底まで見通すことは容易ではないだろう。
特にこの時期の子育ては本当に難しいことも多いので、ご両親を責めることは誰にもできない。
新潟の神隠し事件、行方不明になってすぐ20分後に通報してて父のコメントが「迷惑だなんて思わないから戻ってきてほしい」ってのは妙やね、普段から何かあったんやろな
— すきえんてぃあ@書け (@cicada3301_kig) January 28, 2026
②スマホを置いていった心理的断絶
令和を生きる中学生にとって、スマホは単なる通信機器ではない。
友人との繋がり、情報収集、暇つぶし、そして自己表現の場。
生活のあらゆる場面でスマホは欠かせないツールになっている。
そのスマホを置いていったという事実は、何を意味するのだろうか。
一つの解釈として、「追跡されたくない」という心理が考えられる。
スマホにはGPS機能がついており、持っていれば居場所を特定される可能性がある。
しかし、もう一つの解釈もある。
それは「家族や外の世界との繋がりを断ち切りたい」という心理だ。
ネット上では、これを「拒絶のメッセージ」として解釈する声もある。
療養中の孤独な日々の中で、彼女はスマホを「監視ツール」のように感じていたのかもしれない。
親からのLINE、GPS追跡、友人からの連絡。
それらが「負担」になっていた可能性もある。
スマホを置いていくことで、彼女は一時的にでも「自由」になりたかったのかもしれない。
すべての繋がりを断ち切って、一人になりたかった。
もしそうだとすれば、彼女の心はどれほど追い詰められていたのだろうか。
思春期の子どもの心は、大人が思う以上に繊細で複雑だ。
親の心配が、時として「監視」や「束縛」に感じられてしまうこともある。
誰だって、家出を試みようと思ったことはあるものだし、それは決して親が悪いわけではなく、思春期特有の心理状態がそうさせるのだ。
③厳しい冬の夜に外へ出た衝動の正体
上着も持たずに、氷点下の夜に外へ出たのだとしたら、豪雪地帯である十日町市において、この行動は冷静な判断のもとで行われたものではないだろう。
何らかの衝動に駆られて、気づいたら外に出ていた。
そう考えるのが自然かもしれない。
きっかけとして、家族との口論を疑う声がネット上では多い。
失踪が確認されてから通報までが約30分と比較的早かったことも、その根拠として挙げられている。
もし直前に何かトラブルがあったとすれば、家族はすぐに「まずい」と感じたはずだからだ。
もちろん、これは憶測に過ぎない。
しかし、思春期の子どもと親の間で衝突が起きることは、どこの家庭でも珍しくない。
特に療養中で心身ともに不安定な状態であれば、些細な言葉がきっかけで感情が爆発することも考えられる。
親子の口論なんてものは、どこの家庭でも起こり得ることだ。
むしろ、何も言い合わない方が不自然だし、薄気味悪く感じるかもしれないくらい誰もが経験することだと思ってる。
ご両親が早く通報したのは、娘を心配する気持ちの表れだろう。
「万が一を考えると待っていられない」という思いが、迅速な行動につながったのではないか。
冬季うつの症状として、絶望感や衝動性が高まることがあるらしい。
ホルモンバランスの乱れが、それをさらに増幅させることもあると考えれば、彼女は外に「救い」を求めてしまったことも何ら不思議ではない。
あるいは、ただ「ここではないどこか」へ行きたかっただけなのかもしれない。
家の中にいることが耐えられなくなって、気づいたら外に出ていた。
そんな状況だったとしたら、彼女を責めることは誰にもできない。
何年か前近所で中2の女の子が行方不明になって(無事にすぐ見つかった)、うちの娘もあの年。数ヶ月前はなんか突然ふっと消えてしまわないかと不安になることがあった。そのくらい不安定で心配だった。思春期の不調ってもう避けられない病気のカテゴリーだと思うので、もう少しなんとかならないかなぁ。
— ぺぴぃーる (@petilemomo) January 28, 2026
樋口まりんさんは現在どこにいるのか?
父親の取材内容を踏まえると、彼女は療養中で体力が低下していた可能性が高い。
「元気な時の方が少ない」状態で、氷点下の雪の中を長距離移動することは困難だろう。
そう考えると、彼女は自宅からそう遠くない場所にいる可能性がある。
1月29日朝の時点で、警察と消防による捜索は継続されているが、依然として発見には至っていない。
失踪から丸3日近くが経過した今も、有力な手がかりは得られていないようだ。
豪雪地帯特有の深い積雪が、捜索を難航させている可能性もある。
X上では、失踪当日の19時20分から40分頃に自宅近くの旧道を歩いていた可能性が指摘されており、防犯カメラやドライブレコーダーの映像提供を呼びかける投稿が増えている。
ここでは、彼女が現在いる可能性のある場所について、いくつかのシナリオを検討してみたい。
自宅付近の防雪設備や空き家の死角
体力が低下した状態で外に出たとすれば、遠くへは行けない。
十日町市のような豪雪地帯には、防雪林や除雪された雪の山、使われていない納屋や空き家など、人目につきにくい場所が点在している。
もし彼女が旧道を歩いていたとすれば、そこから近くの建物に身を寄せた可能性がある。
捜索隊は自宅周辺を重点的に探しているはずだが、積雪が深い環境では見落としが生じやすい。
2016年、北海道で行方不明になった7歳の男児が、捜索隊180人に見つからず自衛隊の施設に隠れていた事例もある。
彼女が意図的に隠れているとすれば、発見はさらに難しくなるだろう。
療養中の体力を考えると、自宅から数百メートル以内の死角を重点的に探す必要があるかもしれない。
病気の理解者による一時的な保護
療養中の孤独から、誰かに助けを求めた可能性も考えられる。
学校の友人や、以前から交流のあった知人など、彼女の苦しみを理解してくれる誰かがいたのかもしれない。
もし誰かが彼女を一時的に保護しているとすれば、温かい場所で生存している可能性はある。
ただし、スマホを置いていったことを考えると、事前に連絡を取っていた可能性は低い。
偶然の出会いか、あるいは以前から約束していたのか。
いずれにせよ、第三者が関与しているとすれば(むしろ、そうであってほしいと思う)、その人物には一刻も早く名乗り出てほしいと思う。
彼女を守りたいという気持ちがあるのかもしれないが、ご家族の心配は限界に達しているはずだ。
しんざ駅周辺からの移動の可能性は?
自宅がある新座地区は、ほくほく線の「しんざ駅」に比較的近い位置にある。
もし彼女が駅まで歩いていったとすれば、電車で十日町市外へ移動した可能性もゼロではない。
しかし、普段の靴を置いたまま、上着もない状態で駅まで歩くことは、この天候では相当な困難を伴う。
仮にたどり着いたとしても、その姿で電車に乗れば周囲の目を引くはずだ。
目撃情報が出ていないことを考えると、電車での移動の可能性は低いように思える。
むしろ、駅周辺の待合所や近くの建物に留まっている可能性の方が現実的かもしれないが、人気のないところで暖を取る困難さや捜索の優先順位を考えるとこちらも可能性は低いかもしれない。
わずかながら自宅にいる可能性も…
今回の失踪について、あえて「自宅にいる可能性」だけに絞って考えると、いくつか腑に落ちる点が浮かび上がってくる。
最大の根拠は、失踪とされるまでの時間があまりにも短く、家の中を十分に探した形跡が見えにくい点である。
一般的な住宅であれば、屋内を一通り確認するだけでも、それなりの時間がかかるはずだ。
逆に言えば、外に出たという思い込みこそが、自宅内を見落とす原因になっている可能性もある。
特に雪国の住宅には、屋根裏、物置、収納の奥、断熱のための空間など、外からは想像しにくい死角が多い。
療養中で精神的に不安定だったとされる状況を踏まえると、発作的に人目につかない場所に身を隠したとしても不思議ではない。
この場合、スマホや財布を置いていった点も説明がつく。
外出や逃走ではなく、あくまで「隠れる」行動であれば、持ち物を持ち出す必要がないからだ。
足跡が見つかっていない点も、自宅内にいたと考えれば自然である。
雪の残る時期に本当に外出していれば、痕跡が一切ない方がむしろ不自然だ。
警察やメディアが自宅周辺や外部捜索を強調する一方で、家屋内部の再捜索について具体的に触れていない点も気になる。
もし最初の段階で「家の中にはいない」という前提が共有されてしまったなら、その前提自体が誤りだった可能性は否定できない。
自宅内潜伏という視点は突飛に聞こえるかもしれないが、状況を一つひとつ整理すると、決して荒唐無稽な仮説ではない。
むしろ、説明のつかない点を無理に外部要因で埋めるより、現実的に考え直す価値のある可能性だと感じてしまうが、いかがだろうか。
まとめ:なぜ一向に見つからないのか
失踪から丸3日近くが経過しても、彼女は見つかっていない。
警察と消防が懸命に捜索を続けているにもかかわらず、有力な手がかりは得られていない。
それでも発見できないのは、なぜなのか。
一つの可能性は、彼女が見つかりたくないと思っているケースだ。
もし彼女が意図的に隠れているとすれば、捜索を避けることは不可能ではない。
千葉県茂原市で行方不明になった女子高生が、近くの神社に2ヶ月半も隠れていた事例を思い出す。
療養中の彼女が「一人になりたい」「誰にも見つかりたくない」と思っているとすれば、発見はさらに困難になる。
もう一つの可能性は、考えたくないが、すでに彼女の身に何かが起きているケースだ。
氷点下の環境で、上着もない状態で長時間過ごせば、低体温症のリスクは極めて高い。
療養中で体力が低下していたとすれば、なおさらだ。
どうか、最悪の事態だけは避けてほしい。
彼女がどこかで温かくして身を潜めていることを、心から祈っている。
父親は取材に対し、「万が一を考えると待っていられない」と語ったという。
その言葉からは、娘を思う切実な気持ちが伝わってくる。
ご両親の心境を思うと、言葉が出ない。
療養中の娘を支えながら、受験期を乗り越えようとしていたはずだ。
子育てに完璧はない。
どんなに気をつけていても、予期せぬことは起きる。
親子の間で衝突が起きることも、思春期の子どもが突発的な行動を取ることも、どこの家庭でもあり得ることだ。
ご両親を責めることは、誰にもできない。
一日も早く、まりんさんが無事に見つかることを願ってやまない。
どこかで誰かに助けを求めているなら、その声が届いてほしい。
一人で隠れているなら、家に帰ってきてほしい。
ご両親は、きっと温かく迎えてくれるはずだ。