クレーンゲームの闇が深すぎる…

先日、YouTuberつるなかのバンビーノ攻略の動画がネットニュースとして話題となっていた。※バンビーノ=クレーンゲームの機種名

僕も以前からつるなかの動画を観ていたので、クレーンゲームは闇が深いなと思っていたのだが、そもそもクレーンゲームにそういう設定がなされていることを知らないという人が結構いたので驚いた。

中には「子供の射幸心をあおって金儲けをしてるのはけしからん」とお怒りになってる親御さんもいるだろう。

ということで今回は、クレーンゲームの闇が深いことについて、子供がいる親御さんたちにわかりやすく解説していこうと思う。

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クレーンゲームは設定ありき

コインを入れ、ボタンでクレーンを前後左右へ動かし、景品をつかみとるクレーンゲーム。

このクレーンゲームというのは、昔はテクニックを駆使して景品やらぬいぐるみやらをGETしていたのだが、今は基盤では一定の金額に達していないとアームに力が入らないよう設定されていてテクニックで取ることが難しくなっている。

もちろん、GETできる景品によってはその設定がよりシビアになってくる。機種の種類によっては移動制限や下降制限、爪の角度の調整などを行って、より複雑な設定をしているところもある。

たとえば、景品を掴んで上げようとした時にアームの弱さがすぐにわかるようであれば、そのゲームを続けてやろうとは思わないだろう。

なので、景品を一旦上まで持ち上げてから、横移動する時にアームの力を抜くという設定をしている機種もある。わかりやすく言うと『惜しい』を演出する徹底ぶりだ。

バンビーノというクレーンゲーム機種では、つるなかというYouTuberにその設定のバグを発見されて、高額商品を軒並み取られてしまう動画を上げられていた。

一応、簡単に流れを紹介しておこう。

バンビーノ攻略の流れ
  1. YouTuber「つるなか」がクレーンゲーム『バンビーノ』の攻略法を発見
  2. バンビーノには高額景品が多く、その攻略法を使ってSwitchやPS4、ディズニーチケットなどを乱獲しまくる
  3. ある程度取り尽くした後で動画発表
  4. ネット民を中心に話題となる
  5. 業者は全国のバンビーノを撤収or停止

この手のクレーンゲームに煮え湯を飲まされてきたユーザーからは、スカッとしたという声も見られたが、基本的にはこの手のクレーンゲームの高額景品を正攻法でGETするのはかなり難しいと言われている。いわゆる『無理ゲー』の類いだ。

 

要は、巷のクレーンゲームというのは難易度がコントロールされている。

そうとも知らずにクレーンゲームをやっている人たちは、子供だけではなく大人の方も結構多いのではなかろうか?

子供にせがまれてUFOキャッチャーをやるお父さん・お母さん・お祖父ちゃん・お祖母ちゃんなど、どういう角度でどこに落としたら景品を取れるかを考えているが、それはお店側の思うつぼ。

クレーンゲームというのはそもそもそういう設定ありきのゲームだということを念頭に置いとかないと、結局、結構なお金を使ってしまうことになる。

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クレーンゲームが闇と言われる理由

そんなクレーンゲームの闇が深いと言われるのは、その設定がまったく見えないということだ。

ある程度、運の要素があるのは理解できても、取れないような設定の中でお金をつぎ込んでいるのが現状なので、狙う景品によっては闇の深いゲームとなってしまう。

実際、PS5やニンテンドースイッチなどの高額商品を餌に、バンバンお金を使わせるような設定をする店も噂されている。

もちろん、店側がそういったことを公式に発表することはなく、「あくまでもゲームの難易度を調整しているという認識でしかない」というところが実に闇が深い。

2017年には大阪のゲームセンターで、景品を絶対に取れない設定を施したことよる詐欺事件もあった。

またクレーンゲーム攻略で有名なYouTuberつるなかの動画では、こんな検証を行ったものもある。

うーん。これはいかがなものかと。

かなり闇が深いというか、一般客は景品が取れると信じてコインを投入するわけなので、このようなクレーンゲームを提供している店や業者は許されるべきではない。

もちろん、ある程度はユーザーに利益を感じられるようにしているクレーンゲームもある。

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景品を確実に取る方法はあるの?

まず、クレーンゲームというのは、基本的にアームの強弱が設定されている。

公式に発表されていることではないが、ブログや動画などでゲームセンター店員だった人の意見をまとめると、そこはほぼ間違いのない情報だと言っていいだろう。

ただ、UFOキャッチャーのようにゲームセンターなどでよく見る機種の場合、プレイする回数(投入金額)によってアームに力が戻るような設定になっていることが多い。

たとえば、コインを入れて10回まではアームが弱い状態で設定されていて、11回目以降からアームが強くなるというような感じだ。

ちなみに景品が穴に落ちると、そこでまたリセットされるケースが多い。

となると、クレーンゲームで景品を確実に取りたいのであれば、他の客が何度かプレイして諦めた台にササッと入ってプレイするのが賢いやり方だ。

もし、それでも取れない時は、店員さんを呼んで「◯◯円使っても取れないんですけど…」と話しかけてみよう。

その際、前の客がやっていた分も自分がやっていたかのように加算して金額を言うのがコツだ。優良店であれば店員さんが取りやすいようにしてくれる(こともある)。

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クレーンゲームの仕組みを親が子供に伝えよう

クレーンゲームのアーム

クレーンゲームが流行したのは90年代前半のことだが、それから00年代前半くらいまではテクニックで景品を取るゲームだった。

僕の知り合いにも、1時間あれば両手に抱えきれないくらいのぬいぐるみを取る猛者がいた。

実際、テクニックを磨けばクレーンゲームは攻略できる時代もあったのだが、今や確率機と言われてしまうくらいクレーンゲームは設定要素の強いゲームとなっている。

取れそうに見えるけれど、アームの力が回復する投入金額に達しない限り、それ以前の段階で景品を取るのはほぼ不可能なのだ。

つまり、1回100円でも、実際には2000円使わなければ取れないように設定されているというように、ちゃんと店側に利益が出るようになっている。でなけりゃ商売にならないからね。

カプセルを開けるまで高額商品の内容がわからないクレーンゲームはまたさらに闇が深い(そもそも当たりがないなど)が、とりあえずイオンの中にあるゲームセンターなどはそうなっているケースがほとんどと言っていい。

親御さんも、子供の前でぬいぐるみを取ろうとする時は、ぜひこのことを覚えておいてほしい。

今も昔も、クレーンゲームの姿かたちはまったく変わっていないのだが、中身の方はまるっきり別物だということだ。

YouTuberつるなかの動画を観ればわかるが、どう裏技を使って攻略するか、どうやって業者の闇を暴くかが動画のウリとなっている。

裏を返せば、今のクレーンゲームはそれだけ『取りにくい』と感じている人が多い。

その事実を踏まえた上でプレイしないと、クレーンゲームはあなたの財布からジャンジャンお金を吸い込んでいくだろう。

子供の貴重なお小遣いだってそれは同じだ。

もちろん、わかった上で社会勉強させるのは構わないが、親御さんは一応、クレーンゲームは設定ありきのゲームだと理解しておいたほうがいいことは間違いない。

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