万博のテーマ曲コブクロで大丈夫?

2025年に開催予定の大阪万博のテーマソングを、男性デュオ『コブクロ』に依頼するというニュースがあった。

コブクロは大阪の路上で有名になり、ボーカルの黒田俊介は現在も大阪在住とのことで、万博2025の公式アンバサダーを務めている。

しかし、過去の不倫騒動などもあって、このニュースが報じられてプチ炎上している。

僕自身、大阪・万博公園でコブクロのライブを観たことがあり、彼らの大阪愛もあってか大阪での人気はかなりのものであることを知っている。

ただ、このテーマソングの依頼が彼らに余計な炎上を及ぼさないか、少し心配するところである。

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コブクロが大阪・関西万博2025のテーマソングに

日本国際博覧会協会は、2025年に開催される大阪・関西万博のテーマソングをコブクロに依頼する方向で最終調整に入っているとのこと。

理由としては万博の認知度が低迷する中、機運醸成の火付け役になってもらいたい考え」だそうだが、要らぬ火までついてきそうなのが少し気になる。

ちなみにコブクロは今回の大阪万博における公式アンバサダーとしても活動しており、テーマソングを依頼するに当たっては自然な流れと言える。

もちろん、タイアップやヒット曲も多く、歌番組にもよく出演しているので、余程J-POPに興味がないという人でなければ1曲や2曲くらいはコブクロの曲を耳にしたことがあるだろう。

特に大阪でブレイクしたこともあり、大阪での人気は結構なものだ。ボーカルの黒田俊介は大阪・北摂地域(万博記念公園も北摂)に住んでいるし、FM802なんかのラジオでも本当によく流れてくる。

なので、今回の依頼については純粋に見れば『適任』だと、僕も思っている。

しかし、そのニュースが報じられたことで、コブクロの二人(黒田俊介・小渕健太郎)の不倫報道が掘り起こされ、「テーマソングには不向きじゃないか」という声が出てきているのでちょっと心配だ。

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思い出させる小山田圭吾の炎上

2021年といえば、東京でオリンピックが開催されたメモリアルイヤーである。

日本人選手もメダルを沢山獲得して嬉しかった反面、開催直前に発表されたミュージシャンの小山田圭吾の過去のいじめが掘り返されて炎上したことも記憶に新しい。

ちなみに僕も小山田圭吾のいじめ発言については知っていたが、オリンピックという世界中で注目されるようなイベントに起用されたことでここまで炎上するのかと驚いた。

小山田圭吾のファンや当時のサブカルチャーに理解のある一部の人の中だけなら済んでいた話も、オリンピック開催式という世界的なセレモニーとなってくると世間は許してくれない。

たしかに問題とされた記事は20年前で、ネットで流布されているいじめの内容もかなり悪質なものだ。内容自体は敢えてここでは書かないが、学生時代の小山田圭吾は性格的には相当歪んでいたと見られるものだった(炎上についてはかなり尾ひれはひれがついた誤解も多いので、詳しくは小山田圭吾の炎上謝罪の記事を参照してもらいたい)。

そういう強烈な炎上があったことで、その年のフジロックも辞退し、在籍しているMETAFIVEのセカンド・アルバムの発売も見送られることとなった。

それからというもの、世間の目はアーティストの過去の素行にかなり厳しい目を送るようになったわけだが、2025年開催の大阪万博のコブクロのテーマ曲依頼についても、若干厳しい目にさらされないかが心配だ。

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コブクロの大阪万博テーマ曲は炎上しないだろうか

東京オリンピック開催式の演出については、発表されたのが約一週間前だった。なので、小山田圭吾の炎上については、組織委員会はめちゃくちゃ慌てたことだろうと思う。話題になるだろうと思ってやったことが、想像以上に悪い意味で話題になったのだから。

そんなこともあったので『大阪万博テーマ曲をコブクロに依頼へ』という段階でニュースになっているのだろうと推察する。

ニュースとしては通常、『依頼』よりも『決定』とした方がサプライズになるからだ。

とにかく、炎上はお互いにとっても避けるべきことだし、決定したことを取り下げるのは難しく、また協会への評価も下がる。

であるならば、最終調整として依頼している段階で、実際に世間がどんな反応を見せるのかを把握しておいた方がベターだと言えるだろう。

 

で、現時点での世間の声はどうか?

世間の声
  • コブクロは好きだけどコンビで不倫のイメージが…
  • もう少しクリーンなイメージがある人がいるのでは?
  • わざわざスキャンダル要素のある人を使わなくても…。
  • 大阪ならaikoとかウルフルズとか。
  • B’z松本も北摂だよ。
  • 土壇場で担当者変更は大変なので仕切り直しては?
  • 不倫さえなければ問題なかったのに。

案の定、以前のスキャンダルが気にかかる人が多いようだ。

コブクロの曲はクリーンなイメージが強いが、コアなファン以外はスキャンダル以降、コブクロ自体に良い印象を持てないという、そんな意見が多くみられた。

万博開催となると、たとえば開催の半年間はエントランスでずっと流れるわけなので(勝手に和歌山アドベンチャーワールド的なものをイメージしてるだけだが)、ある程度文句の出ないものを選ぶ必要はあるかもしれない。

利権的なものもおそらくあるのだろうが、そこはこのネット社会において格好の餌食になりやすいので要注意だ。

個人的な意見を述べると、コブクロの曲は好きなので過去のスキャンダルはそれほど気にならないし、関係者周りもきっとそういう人たちばかりなのだろう。だからこそ、世間とのギャップに気づかないまま炎上騒ぎを引き起こすパターンは非常に多い。

2025年の万博は大阪で開催されるが、東京オリンピックと同じで、日本中で盛り上げていくお祭りであることは間違いない。

となると、大阪出身のアーティストに拘る必要性も、あまり感じられないのかもしれない。

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もし万博のテーマ曲がコブクロに決定したら…

2021年11月28日、大阪で開催された『中之島ウィンターパーティー』では、若宮健嗣万博相からの依頼に対し、小渕健太郎は「音楽人生で一生に一度頂けるかわからない大きなチャンスを音楽という力でお答えできるように明日から頑張っていきたい」と返答していた。

もし万博のテーマ局がこのままコブクロに決定したら、再び以前のスキャンダルを蒸し返されることは目に見えている。

しかし、コブクロも協会もそれくらいのことは理解しているはずだ。当然、コブクロの二人もある程度の炎上は覚悟の上で引き受けた話なのだろう。実際のところ不倫自体は犯罪ではないし、現在のパートナーとの関係が良好なのであれば、本来外野がとやかくいうことではないと考えるのも自然なことだからだ。

 

ただ、世間には、スキャンダルの代償としてこうした華々しい活動を認めたくないという人も少なくない。匿名のネット掲示板などでは本音を吐き出せる分、それは顕著だ。

そこを理解しておかないと、表舞台で要らぬ炎上を招くことになるし、そこで余計な誤解なんかも生まれてしまってイメージダウンにつながるかもしれない。万博のテーマソングでのイメージアップが逆振りしてしまったのでは本末転倒だ。

コブクロにはしっかりした固定ファンもついているし、個人的には僕もコブクロは好きなので、変な炎上をしてほしくないという気持ちがある。そして、大阪愛が強い二人だからこそのかなり良い曲が聴けるんじゃないかと期待もしている。

でもやっぱり、好きなアーティストが昔のことを蒸し返されて心無い言葉をかけられるのは、いくら仕方がないとわかっていてもツラい。

嬉しいニュースなのに悲しいニュース。

まだまだコブクロの活躍を期待してる大阪民としては、世間の風も冷え込んできたと感じる今日このごろである。

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